いらっしゃいませ、和食屋HANAへようこそ。
寒暖の差がある季節の変わり目、体調はいかがですか?免疫力が低下すると体調を崩しやすいですよね。
免疫力は腸内環境が重要なカギを握っているのをご存じでしょうか。
腸内環境を整えて血行を促し、体温を上げて免疫力をアップさせる食物繊維たっぷりのごぼうレシピのご紹介です。
美味しく食べてウイルスや風邪に負けない身体づくりをしましょう。
☆*: .。.目次 .。.:*☆
5つの優れた栄養素
食感と香りが独特のごぼうは中国から「薬」として伝来されました。中国ではごぼうは食用というより漢方薬という認識でした。
それほどごぼうには優秀な栄養素が含まれています。
食物繊維のイヌリン
水に溶ける水溶性食物繊維のイヌリンは糖の吸収や血糖値の上昇を抑えて腸内でオリゴ糖になり、善玉菌を増やしてくれます。
滋養強壮作用のアルギニン
栄養ドリンクにも含まれているアルギニンはタンパク質を形成するアミノ酸の一つ、新陳代謝を促す効果もあります。
不溶性食物繊維のリグニン
水に溶けない不溶性食物繊維は悪玉コレステロールの体外排出、糖尿病、脂質異常症、がんなどの生活習慣予防に効果があります。
塩分を排出してくれるカリウム
体内の余分な塩分を排出し、血圧の上昇を抑えます。
強い抗菌力と抗酸化作用のポリフェノール
ごぼうを切って切り口が空気に触れると褐色に変色するのはポリフェノールが豊富な証拠。
抗菌力と抗酸化作用で風邪予防や老化予防に効果があります。皮に多く含まれているので泥をきれいに洗い、皮はむかず、あく抜きも短時間で!
薬効
- 咳・たんをしずめる
- 口内炎の緩和
- 虫刺され・あせも・湿疹の痒みをやわらげる
注意する点
潰瘍性大腸炎など胃腸が弱っている方は、胃腸壁を刺激するので控えた方が良さそうです。
おすすめのごぼうレシピ4種
腸内環境・疲労回復に最強の【ごぼうサラダ】
食物繊維が豊富なごぼうに、カルシウムやミネラル、鉄分が豊富なひじきとのコラボで、腸内環境の改善・疲労回復・肥満防止効果のある贅沢サラダをつくります(^^)
彩りよく「畑のお肉」の枝豆もプラスして。
便秘、夏バテ、ダイエットにもってこいの最強レシピです。
最強メンバーの材料たち
- ごぼう 中1本
- 人参 二分の1本
- 乾燥ひじき 10g
- 枝豆 小鉢に1杯
- ツナ缶 1缶
- ポン酢 大さじ3
ごぼうの洗い方と下ごしらえ
1.泥付きごぼうは調理直前にアルミホイルを丸めたもので泥を洗い落とし、アクが気になる場合や白く仕上げたい時は、水500CCに酢に大さじ二分の一を加えて1~2分つける。つけすぎると、香りや風味、栄養素も損なうので注意。
つくり方はレンジで簡単!和えるだけ
2.ごぼうは斜め薄切りにしてからマッチ棒位の太さ、人参は横に2~3㎜に切ってからごぼうと同じ太さに切る。乾燥ひじきはぬるま湯で柔らかく戻しておく。
3.耐熱皿にごぼうと人参を広げ、ふんわりラップをして500wで2分加熱する。粗熱が取れたら水気をしっかりふき取る。柔らかくなったひじきも水気をふき取る。
4.ボウルに全て入れてさやから出した枝豆も加え、ポン酢で和える。好みでごま油を少し加えても美味しい。
ごぼうチップス3種:のり塩味・甘辛あじ・バター醤油あじ
ごぼうを斜め薄切りにし、片栗粉をまぶしてからりと揚げて、おやつやおつまみに最適な3種の味付けにします。
後引く美味しさで食べすぎ注意です。
用意するもの
- ごぼう 太めの物1本
- 片栗粉 大さじ2
調味料
のり塩味
- 塩 ひとつまみ
- 青のり 小さじ1
甘辛味
- 醤油 大さじ1
- 酢 大さじ半量
- 砂糖 大さじ2
バター醤油味
- バター 小さじ1
- 醤油 小さじ1
- 砂糖 ひとつまみ
- ニンニクチューブ 1㎝(入れなくてもOK)
つくり方
1.ごぼうはアルミホイルを丸めて泥を落とす(皮はむかない)
2.2㎜ほどの斜め薄切りにし、さっと洗ってしっかり水気をふき取り、片栗粉をまぶしてひたひたの油でカリッとなるまで揚げる。
※少量の油と一緒に摂取することで便の滑りもよくなります。
ペーパータオルで油を良く切り、3等分に分けます。
のり塩味
ペーパータオルで油を良く切り塩と青のりで味付けする。
甘辛味
フライパンに調味料を全て入れてひと煮立ちさせ、ごぼうを絡める。
バター醤油味
ん~ん、どれも美味しい!1本のごぼうで3種類の味♪
おやつやおつまみ、箸休めにピッタリのごぼうチップスの完成です。
嬉しいダイエット効果もあります
ダイエットのポイントは代謝を高める事。
糖の吸収を緩やかにし血糖値の上昇を抑える食物繊維のイヌリンと脂肪の分解、吸収を抑制するポリフェノールのクロロゲン酸がタッグを組んでダイエットに一役かってくれますよ。
「ごぼうレシピ4種|5つの栄養素で免疫力をアップさせよう!」のまとめ
ごぼうは優秀な5つの栄養素に加え、『牛蒡子(ゴボウシ)』として漢方薬にも使われています。
咳や端をしずめたり、口内炎や湿疹などの痒みの緩和に効果があります。
ごぼうレシピといえば、頭に浮かぶのは甘辛いきんぴらごぼうですが、今回はサラダ風、おつまみ風にしてみました。
腸内環境を整え、免疫力を高めてくれるごぼうレシピを食卓に取り入れて、体調管理を心がけましょう。