和食屋HANAへようこそ。
お陰様で「おせち料理」もすっかり完売です。
今年も例年通り、一品ずつ手間ひまかけて作りました。
にしんの昆布巻き、かずのこ、黒豆 、きんとん 、お雑煮。
下ごしらえはちょっと大変ですが味付けはシンプルです。
☆*: .。.目次 .。.:*☆
にしんの昆布巻き
一番手間ひまかけたのは、にしんの昆布巻き。脂と旨味が凝縮した本完干しの身欠きにしんで作るので、米のとぎ汁で柔らかく戻してから使います。
材料
- 本完干し身欠きにしん
- 昆布
- ごぼう
- かんぴょう
下ごしらえと調理
- にしんは1昼夜、米のとぎ汁に浸けて柔らかく戻す。
- かんぴょうはさっと洗い、塩少しでもみ洗いし、弾力を出す。
- ごぼうはにしんと同じ長さに切り縦に4等分する。
- 昆布の上にごぼうとにしんを乗せ、きっちりと巻く。
- かんぴょうで上下2か所を結ぶ。
煮る
- フライパンや底の浅い鍋に重ならないようにならべ、昆布のだし汁、みりん、砂糖、しょうゆ、水を加えて好みの味にし、落し蓋をして昆布が柔らかくなるまで煮る。
- 冷める時に味が染みこむので、そのまま置く。
- 食べ易い大きさに切って盛り付ける。
かずのこ
- 塩漬けのかずのこをうっすらと塩気が残る位まで2~3日、米のとぎ汁で塩抜きする(とぎ汁は毎回変える)
- 薄皮を丁寧に剥く(とぎ汁の中ですると剥きやすい)
- だし汁、みりん、薄口醤油、酒で好みの味にし、ひと煮立ちさせて冷まし、漬け込む。
※米のとぎ汁で戻すとやさしく、口当たりの良い仕上がりになる。
黒豆
なんとなく難しそうな黒豆。
ポイントは2つ!しわの寄らないふっくら、つやつやの黒豆が意外と簡単に出来ます。
- 黒豆はさっと洗ってざるに上げておく。
- 砂糖は黒豆と同量、しょうゆ小さじ1~2、水は黒豆 の6倍量、をひと煮立ちさせる。
- ※熱い煮汁に黒豆を入れて一晩置く。
- 火にかけ、灰汁を丁寧にすくう。
- 弱火にし、落し蓋で※豆が常に煮汁に浸っている状態を保ちながら柔らかくなるまで煮る。
- 冷めるまでそのまま置く。
※しわのないふっくらと仕上げるには豆が空気に触れない状態にする事が大切。
錆びた釘も重曹も入れずに美味しそうに煮えました。
きんとん
詳細は以下の記事に、、
お雑煮
我が家は関東風の極々シンプルなお雑煮なので、お出汁を大切にしています。徳島県の阿波尾鶏のもも肉とあごだしを使います。
- 阿波尾鶏もも肉は食べ易いそぎ切りにし、塩を振ってしばらく置き、軽く茹でてざるにあげる。
- 鍋に湯を沸かし、あごだし、薄口醤油、塩で味を整え、鶏肉を加え沸騰させないようにひと煮立ちする。
- 餅は少し焦げ目がつくくらいにこんがり焼く。
- お椀に餅を入れ、下茹でしたほうれん草、なると、ユズを盛り付けだし汁を注ぐ。
おせち料理のまとめ
毎年ちょっと気合を入れて、手間ひまかけて作るおせち。
お重に入った豪華なものではありませんが、この5品は母や義母から受け継がれ、新年のスタートに手作りで好みの味に仕上げる、我が家独自のものです。
家族が健康で、仲良く食卓を囲める幸せに感謝しながら、今年もせっせと美味しいお料理作りに励みます。
どなたにもご多幸な1年でありますように。
本日もご来店下さり、ありがとうございました。